兆候

先日の日曜に市議会議員選挙が行われた。

投票の際にふと候補者の一覧を見ると、みごとに平仮名のオンパレードだった。たしかに難しい漢字の名字、名前は平仮名でよいとは思う。しかしながら、どう考えても、一般的な成人であれば(義務教育を修了していれば)書けるような漢字の候補者までも平仮名なのだ。

ハッキリ言って、ナメすぎだろ。

というか、もはやこれは日本人が壊れてきているのではないか、と思った。誤字による取りこぼしをなくすため、なのか?いや、誤字や名前の間違いがあったとしても、その候補者と分かる範囲内だったら、そうみなすはずだし、だったら強制的に全員、全文字平仮名でいいではないか。

それとも、難しい漢字の候補者だったら、有権者が投票を諦めるとでも思っているのか?その場で一覧を見て、画数が多い候補者は有権者がスルーするとか。仮に有権者がそれで決めているんだとしたら、もう投票じゃなくて適当にルーレットでもして決めてろ。そんなことあるはずがないし、候補者がそんなに心配なんだったら芸名でもペンネームでもいいだろうから一一(いちはじめ)とかいうナメた名前で立候補すればよい。

このブログでも日本の劣化を感じることを折に触れてつぶやくように書いているが、今回はこうしたことで一抹の不安を覚えた。

「鬱薔薇 繁麿(うつばら しげまろ)」とかいう名の骨のある候補者でも出ないものか(笑)。