軍艦島ツアーに行ってみたい

長崎「軍艦島」 上陸解禁にらんだツアー目白押し

 通称「軍艦島」として知られる長崎県端島(はしま)が、4月末から長崎市条例により上陸可能となる。1974年に閉山、廃虚となりながらも、資料集や写真集を通じて人気が高い。昨年は「九州・山口の近代化産業遺産群」の一つとして、世界文化遺産登録の国内暫定リスト入りを実現した。上陸解禁により、今年注目の観光スポット。折からの“廃虚ブーム”もあり、今後は次なる写真集や映像ソフトなどの登場も期待されている。

 軍艦島は、東西に約160メートル、南北に約480メートルという小さな島だ。ここに高層集合住宅が林立し、60年代の最盛期には5200人が生活した。島の地下にある炭鉱が支えた島民の暮らしは裕福で、当時“三種の神器”と呼ばれた冷蔵庫、洗濯機、テレビなど電化製品の普及率は全国的にも高かった。だが、炭鉱閉山に伴い、生活の痕跡を残したまま上陸禁止の無人島となった。

 映像や写真でしか、知ることのできなかった島内部を直接見学できるとあって、長崎市には問い合わせの電話が連日寄せられている。これまで軍艦島を周囲から眺める遊覧船の利用者は年間1万4000人だったが、「上陸を含む今年の観光客数は2万人を見込んでいる」(市の文化観光総務課)。

 JALツアーズは「池島で炭鉱坑内体験と軍艦島に上陸の旅2日間」(5月23日出発)を2月末に発売。定員20人のツアーは1週間で満席となり、追加募集枠もほぼ完売している。

 近畿日本ツーリストは、経済産業省が認定した「近代化産業遺産」を訪問する学習型ツアーの第1弾として、軍艦島上陸ツアー(4月24〜26日出発)を3月27日に発売した。解禁直後の軍艦島にいち早く上陸できるのが売りで、5月以降の日程では、参加者を女性に限定したレディースデー、建築や写真の専門家がガイドとして同行するツアーも企画中だ。


 両旅行会社とも、ツアーにはNPO法人特定非営利活動法人)「軍艦島世界遺産にする会」の坂本道徳理事長が同行し、ガイド役を務める。ただ、上陸できるのは一般公開のために設けられた220メートルの遊歩道のみ。建物が老朽化しているために住宅エリアには立ち入りできない。さらに天候や安全の基準が満たされる上陸可能日は年間100日と予想され、必ずしも確実に上陸できるわけではない。

 それでも、当時の暮らしぶりがしのばれる“タイムカプセル”の魅力は計り知れない。19歳まで軍艦島に住んでいた坂本理事長は「ふるさとを守りたいという思いで会を立ち上げた。これまで映像や写真でしか伝えられなかった島のメッセージを、この機会に知ってもらいたい」と語っている。

                  産経ニュースより


 廃墟ブームなのかどうかは知らないけれど、それはさておき・・・前々から軍艦島には興味があり、最近では軍艦島の写真集も買ったりしていたのだが、こんなツアーがあるとは。

 これは行きたい。しかし、なかなか難しそう。